転職のコツ「応募書類と面接対策は万全に」

転職のコツ「応募書類と面接対策は万全に」

応募書類と面接の対策は綿密に

狭き門をくぐり抜けて保健師として働きたいなら、採用の確率を少しでも上げておくことが大切です。保健師の求人は数が少ない割に人気が高いため、自分自身をしっかりとアピールしなければなかなか採用まで至りません。転職を成功に導くポイントはいくつかありますが、特に重要なのは「応募書類」と「面接」の対策です。
まずは自分のキャリアを棚卸しして自己分析を行いましょう。これまでの経験から自分自身の強みなどが整理できれば、アピールポイントが明確になります。自己分析ができたら次は業界分析です。どのようなタイプの保健師を求めているのかをしっかりと分析しましょう。保健師と一口にいっても働く場所によって仕事内容が異なるため、求めているタイプもそれぞれ違います。応募しても自分と正反対のタイプを求めていたら採用には結びつかないでしょう。求めている人物像をしっかりと把握し、それから「そこで働きたい」という意欲をアピールするといいでしょう。採用担当者は応募書類と面接で、求職者の人柄を見極めています。アピールすることは大切ですが、採用担当者の琴線に触れなければ意味がありません。採用担当者の目に留まる書類を作成し、意欲を面接でアピールしましょう。

資格は積極的に取る

看護師免許と保健師免許があれば保健師として働くことが可能ですが、余裕がある人は転職で有利になる資格を取得しておくといいでしょう。ここでは、保健師の中でも特に激戦である産業保健師の転職に有利になる資格をいくつか紹介します。
「メンタルヘルスマネジメント検定」
メンタルヘルスマネジメント検定は、職場内で必要なメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を習得する試験です。過労やストレスなどでメンタルに不調をきたしている従業員が増えている今、メンタルヘルスケアは産業保健師にとって欠かせない業務といえるでしょう。この資格があると転職活動を有利に進めることができます。
「産業カウンセラー」
従業員と面談したり、メンタルに不調をきたしている人に対応したりする際に役立つ資格です。産業保健師は健康管理や保健指導が主な仕事ですが、カウンセラー的な能力が求められるため、この資格を取っておくと仕事に役立つでしょう。
「第1種衛生管理者」
すぐに取得できるのが第1種衛生管理者の資格です。この資格は保健師免許を持っていれば、都道府県に申請することですぐに取得できます。労働安全衛生法第12条で、労働者50名以上の事業場には最低1名の衛生管理者を置くことが定義づけられているため、この資格を取得していることは転職活動においてプラスになります。

保健師は看護師の転職先として大人気

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